これはAndré Gorz [アンドレ ゴルツ]と Marc Robert [マーク ロバート] による会談で、2005年秋冬、EcoRev’ 21号「Figures de l’écologie politique」に掲載された。 サルトルによって序論が執筆された自伝小説『Le Traître』を刊行し、政治的エコロジー主義を宣言するに至るまで、どのようなことに強く感化され、誰との出会いに大きく影響を受けましたか。
そうですね、サルトルとの出会いから受けた影響は非常に大きかったです。1943年以後彼の著書をとおして20年間沢山のことを学びました。1971年以後にはイリイチとの出会いが挙げられます。彼との出会いにより5年に渡って色々なことを考えさせられました。しかし、もっとも影響を受けた出会いというのは必ずしも当時影響力のあった人との出会いというわけではありません。Jean-Marie Vincent [ジャン•マリ•ヴァンセン] 、彼はあまり出版活動はしていなかったのですが、1959年以来 、彼の影響で『グリュントリッセ』 (『経済学批判要綱』) (…)
世界
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政治的エコロジー 、自由についての倫理: アンドレ ゴルツとの会談
マーク ロバート
2013年9月20日, 著者: John Malone -
日本 ー 竪川河川敷公園からのメーデーアピール
2013年5月6日, 著者: John Malone
リード文
私たちは東京の東側にある竪川河川敷公園という公園で野宿しています。竪川河川敷公園は、川を埋め立てて作られた公園です。高速道路の下に伸びています。私たちはそこで小屋を立てて暮らしています。2012年には、野宿の小屋に対して2回の強制排除が行われました。公園の水道が止められ、トイレは改修工事を名目に 4ヶ月間の使用禁止を経て現在は夜間の使用ができません。改修工事が終わった公園は、夕方 6時から朝 8時まで鋼鉄製の門で閉鎖されています。私たちの住むエリアは高さ 2mの鋼板で囲まれ、閉じ込められています。このような状況で、私たちは 2013年のメーデーをむかえます。このアピールは、排除とたたかう世界中の仲間たちに向けた、連帯をよびかけるための文章です。
日本における日雇い労働者→野宿者の状況
1960-70年の日本では高度経済成長の時代、大量の日雇い労働者が生み出され、日本各地で建築や土木の工事に従事しました。日雇い労働者は、大都市の寄せ場といわれる地域に集められ、何千人もの人々が、毎朝手配師を経由して寄せ場から仕事に行っていました。地方から都市への労働力の移動がその背景